何年分ものLINEトーク履歴、眠らせていませんか? GoogleのNotebookLMにアップロードすれば、AIが膨大なチャット履歴を要約・分析・検索してくれます。
この記事では、LINEのトーク履歴をエクスポートし、NotebookLMに読み込ませてAI分析する手順を解説します。
1. NotebookLMとは
NotebookLMは、Googleが提供するAI搭載のリサーチ・ノートツールです。PDFやテキストファイルなどのドキュメントをアップロードすると、AIがその内容を理解し、要約・質問応答・分析を行ってくれます。
- アップロードしたソースの内容だけをもとに回答(ハルシネーションが少ない)
- テキストファイル(.txt)、PDF、Googleドキュメントなど多数の形式に対応
- 1ソースあたり最大50万語・200MBまで対応
- 無料プランで50ソースまでアップロード可能
- Googleアカウントがあればすぐに利用可能
ポイント: NotebookLMはアップロードしたドキュメントの内容「だけ」を参照して回答します。一般的なAIチャットと異なり、ソース外の情報を混ぜないため、チャット履歴の分析に適しています。
2. 何ができるのか — 活用シーン
思い出の振り返り
「2023年の夏、何の話をしていた?」「旅行の計画はどこで決まった?」など、膨大なトークから特定の話題をAIが探し出してくれます。
情報の整理・発掘
「共有されたレストランの名前を全部リストアップして」「引っ越しの手続きで話していた内容をまとめて」など、散らばった情報を構造化できます。
会話の要約
長いグループチャットの要点を抽出。「先月の会話を要約して」で、読む必要のないメッセージをスキップできます。
3. 事前に必要なもの
- Googleアカウント(NotebookLMの利用に必要)
- LINEがインストールされたスマートフォンまたはPC
- PCのブラウザ(NotebookLMはPCブラウザで利用)
4. Step 1: LINEからトーク履歴をエクスポート
LINEにはトーク履歴をテキストファイル(.txt)でエクスポートする機能が標準搭載されています。
iPhone / Androidの場合
トークルームを開く
エクスポートしたいトークルームを開きます。
メニューから「トーク履歴を送信」
画面右上の ≡(メニュー)をタップ > その他 > トーク履歴を送信 を選択します。
保存先を選択
「ファイルに保存」や「メールで送信」など、PCに転送しやすい方法を選びます。AirDrop、Googleドライブ、メール添付が便利です。
エクスポート形式: LINEのトーク履歴エクスポートは .txt(テキスト)形式 です。日付・時刻・送信者名・メッセージが時系列で記録されます。画像や動画は含まれません。
エクスポートされるファイルの例
5. ChatArchiveを使ったエクスポート
LINEの標準エクスポートは1トークルームずつの手動操作が必要です。トークルームが多い場合、ChatArchiveを使えば全トークを一括でバックアップできます。
ChatArchiveでLINEデータを読み込み
ChatArchiveを起動し「読み込み」をクリック。LINEのデータベースを自動検出して一括読み込みします。
.chatarchive形式でエクスポート
エクスポート機能で全トーク履歴をまとめて保存。必要に応じてテキスト化してNotebookLMに投入できます。
ChatArchiveのメリット: 全トークルームを一括でバックアップできるため、100以上のトークルームがある場合でも一度の操作で完了します。完全ローカル処理なのでプライバシーも安心です。
ChatArchiveの詳しい使い方はこちら
6. Step 2: NotebookLMにアップロード
NotebookLMを開く
ブラウザで notebooklm.google.com にアクセスし、Googleアカウントでログインします。
新しいノートブックを作成
「新しいノートブック」をクリックして、新規ノートブックを作成します。名前は「LINEトーク分析」など、わかりやすいものにしましょう。
ソースをアップロード
「ソースを追加」から 「ファイルをアップロード」 を選択し、エクスポートした .txt ファイルをアップロードします。
ファイルサイズの上限: 1ファイルあたり 200MB、50万語 まで対応しています。超える場合は期間で分割してください。
7. Step 3: AIに質問・分析してもらう
アップロードが完了すると、NotebookLMがソースを解析します。画面下部のチャット欄から、自然言語で質問するだけでAIが回答してくれます。
8. 使えるプロンプト集
要約・振り返り
情報検索
分析
9. プライバシーに関する注意
重要: トーク履歴には個人情報が含まれます。以下の点を理解した上でご利用ください。
アップロード前にやるべきこと
- 相手の同意: 他者との会話をAIに読み込ませることについて、可能であれば相手に確認を取りましょう
- 個人情報の確認: 住所、電話番号、パスワードなどの機密情報が含まれていないか確認してください
- 利用目的の限定: 個人的な振り返り・整理の範囲内で利用してください
ローカルで分析したい場合: クラウドにデータをアップロードしたくない方は、ChatArchiveの全文検索機能を使えば、完全にローカル環境で履歴の検索・閲覧が可能です。
10. さらに活用するヒント
複数トークルームを横断分析
複数のトークルームのテキストファイルを同じノートブックにアップロードすれば、トークルーム横断で情報を検索・分析できます。
定期的なバックアップと分析
月に一度トーク履歴をエクスポートしてNotebookLMに追加していけば、時系列での変化も追えるようになります。
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